【米国株購入:アトラシアン】オーストラリア発!注目のSaaS銘柄
だいぶ前になりますが、2020年8月にアトラシアン(ティッカーシンボル:TEAM)を購入してみました。今回はその件について記載していこうと思います。
目次
アトラシアンについては、IT関連のビジネスをされていない方はあまり馴染みの無い会社かと思います。そこで、まずはどんな会社なのかを書いてみようと思います。
アトラシアン (Atlassian) は、オーストラリアのシドニーに本社を置くソフトウェア企業で、ソフトウェア開発者を対象とした法人向けソフトウェアを開発している。
Wikipedia
オーストラリアでは有名な企業で、アトラシアンは『働きがいのある会社ランキング』(2014年GPTW調査、中規模部門)で同国1位を取得しているそうです。
また、提供する製品の市場浸透率も急拡大しているようです。『フォーチュン500』の60%以上、そのうちのトップ100社の80%以上がアトラシアン製品を利用してます。
ちなみに私は新卒からIT企業に勤めており、一度転職しているのですが、1社目・2社目ともに後述するアトラシアン社サービス(Jira/Confluence)を利用しておりました。
主だった製品で言うとプロジェクト管理ツール(JIRA)や情報・ナレッジを共有するための社内Wik(Confluence)、プログラム開発の共同編集・バージョン管理ツール(BitBucket)などが挙げられます。
アトラシアン社のメインサービスといえばJIRAだと思います。
JIRA(ジラ)はアトラシアンが開発した企業向けプロプライエタリソフトウェアであり、主にバグトラッキングや課題管理、プロジェクト管理に用いられる。JIRAはパブリックオープンソースプロジェクトで広く使用されており、また122カ国25,000以上の顧客により使用されている。
Wikipedia
主にIT開発現場で導入されており、プロジェクト管理やシステムバグ対応等で利用されています。
JIRAの画面イメージ
上の1つ1つのカードが対応しなければいけないタスクとなっており、タスク毎に担当を期日を割り当てて、潰し込んでいく感じです。なお、期日までに対応が終わらないとプロジェクトメンバー全体に「ユビワンがタスク遅延してるぞ!」と通達されるような鬼リマインド設定も可能です。(大抵のプロジェクトはその設定をしている気がします笑)
コンフルは一言で言うと社内Wikiですね。社内の情報を一覧化して、共有・管理に使うイメージです。
コンフルの画面イメージ
JIRAと似ているのですが、違いはカードが無いことです。タスクを管理するものではなく、あくまで社内情報の管理が目的であるからです。上記のイメージでは問合せ情報を記載しておりますね。
これは、世界中の人々がプログラムコードやデザインデータを保存・公開できるソースコード管理サービスです。タスクや情報ではなく、コードの管理・共同編集を効率的に行う目的で作成されたツールです。
GitHubの画面イメージ
個人的に株を買う場合は、その理由を言語化することが重要だなと思ってます。というのも、株価が変動した際に、その株を「手放すべき(売る)か」「持ち続けるべきか」と常々選択しなければならないのですが、事前にその理由を言語化しておけば、購入した理由がなくなった時が売り時とわかるからです。なので、理由を明確にすればするほど、後になっての迷いが発生しなくなるので、この作業はとても重要なことと思ってます。
※株の売り時は買い時よりも難しい・・・
以下に当時私が購入した理由を記載します。
何より魅力的なのは好決算であることだと思ってます。以下に直近の業績を添付しているのですが、売り上げは年々右肩上がりしており、20年6月報告書では営業黒字も出ております。
テック系のグロース株は売り上げ拡大はするものの、営業利益は赤字が拡大する企業が多いのですが、このようにしっかりと黒字を出しているのは素晴らしいです。
2つ目の理由は好決算の裏付けとなっているビジネスモデルです。アトラシアン社の製品は上述した、JIRA・Confluence等なのですが、これらはSaaSサービスであり、一度の売り切り商品ではなく、契約されると継続的に売り上げが入るビジネスです。その為、安定的な収益が見込めますし、導入企業が増えれば増えるほど、業界水準として根ざします為旨味がますようになっております。
その為、SaaS系の企業は近年注目される傾向が強いです。営業管理ツールを提供しているSalesForceもSaaS系企業ですね。
また、SaaS系企業の中でもアトラシアンのサービスはIT業界に深く浸透しているのも魅力です。具体的に言うと、2020年末時点でフォーチュン500の83%がアトラシアン社のサービスを導入しています。
アトラシアンはIT系のグロース株になりますので、市場動向によるボラティリティの大きさが保有する上での懸念事項かなと考えております。また、競合や他の革新的な技術によるサービスの陳腐化も発生する可能性もありますので、決算動向をチェックしつつ、保有・売り時の判断を行っていく必要がありそうです。
今後、四半期決算を踏まえての値動きや私の保有状況を更新する予定です。
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